川辺に立ち深く息を吸い込む
澄みきった朝の空気と指を切り裂くような峻烈な水の冷たさが身体の奥深くに眠っていたモノを呼び覚ます
目の前には月山と湯殿山がそびえる
振り返れば朝日岳が
その山々は陽が登りだすと神々しいほどの眩しい輝きを放ち始めた
準備を整えソロソロと川に入る
時間だけが経過する…
む…
…
キラキラと輝く銀鱗の写真がないのは?
最初はこんなもの
いつも通りだ!!
新型ウィルスが猛威をふるう中、川へと向かうオヤジの楽しみも半減する
なんとか早くこの状況が終息することを願う事しかできない無力な男だ俺は